C型肝炎の感染・経過
HCVは血液が主な感染経路である。かつては輸血による感染が多かったが、先進国では検査体制が確立したためほとんど見られない。現在は針刺し事故や覚醒剤注射の回し打ちなどが主であるが、臓器移植によるものも見られる。性行為や母子感染はまれ。また、最近の刺青業者は衛生面に気を遣っているようだが、昔は針の使い回しが多く、刺青を入れた年代によっては感染の危険性が高い。現在の日本のHCV感染者数は約200万、世界では1億7千万(世界人口の3%近く)がキャリアであると見られている。
HCVは感染しても肝炎を発症しないことがある。これはHCVに感作された細胞障害性Tリンパ球が肝細胞を傷害するためではないかと考えられている。急性肝炎発症後もALTが高値を保ち、HCV RNAも陽性のまま持続して慢性肝炎に移行する例が多い。ALTが正常値を示した場合は通常HCV RNAも陰性となって治癒するが、HCV RNAが陽性で無症候性キャリアとなる場合もある。遷延化して慢性肝炎となる割合は70〜80%に及ぶ。なお、初感染で劇症化する例はまれである。
予後
慢性肝炎を発症した場合は20年で約60%が肝硬変へと進展する。肝硬変になった後は年間7〜8%が肝細胞癌に進展する。肝硬変に至る前は肝細胞癌への進展率は低い。
慢性肝炎例に対するインターフェロン療法は、リバビリン併用やインターフェロンのペグ(ポリエチレングリコール)化などによって治療成績が改善し、難治性の遺伝子型1b型高ウイルス量症例では5割が、2型もしくは1b型低ウイルス量症例では9割近くがウイルス学的著効が得られるようになった。
抗ウイルス療法
インターフェロンを投与する。慢性肝炎ではインターフェロン単独投与とインターフェロン+リバビリン併用療法が原則的な治療法である。現在ではポリエチレングリコール付加インターフェロンα(PEG-IFN alfa)とリバビリンの併用が中心となっている(ペグイントロン®+レベトール®、ペガシス®+コペガス®)。また、2008年4月から、インターフェロンとVRAD(ウイルス除去療法または血液浄化療法)を併用する治療が保険適用となった。
HCVジェノタイプⅠ型患者で、インターフェロン製剤・リバビリンの用量による治癒率に有意差はなかったとの報告がある。
日本において
日本ではインターフェロンが効きにくい1b型が70〜85%を占める。以降2a型が10〜15%、2b型が約5%で他のタイプはまれである。 ただし、血友病患者では1a型が多い。これは血友病患者がC型肝炎に罹患する原因となった血液製剤の輸入元であるアメリカでは1a型が最も多いことに由来する。200万人程度の感染者がいるとされている。
『ウィキペディア(Wikipedia)』引用
C型肝炎患者訴訟問題は解決したのでしょうか。
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